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住宅の売却・活用をご検討の方

物件概要

建築位置
私鉄●●駅から徒歩5分(大阪市内まで乗り換えなし)
建築年度
昭和50年 木造 2階建て
敷地面積
約15坪(約49㎡)
※建蔽率66%(建築時用途地域では80%まで)
床面積
1階 約10坪(約33㎡)
2階 約9坪 (約29㎡) ※容積率126%
土地形状
間口3.5m、奥行き15m
用途地域
第1種住居地域、指定建蔽率:60%、指定容積率:160%
前面道路
現況幅員1m(附則5項道路)
※再建築時、要セットバック1.5m
隣地境界
隣地境界からの離隔距離50cm(原則)
資産価値
前面道路が狭い私道で、かつ、再建築が難しい古い家のため、ほぼゼロ。

インタビュー

まず最初にお聞きしたいのは、空家バンクをどこで知りましたか?
N氏

空家バンクについては、聞いたことはあったんですが、実際に知ったのは不動産関係の何かの雑誌でした。それで空家バンクがあることを本格的に知って、大阪版空家バンクから今の物件を見つけた感じですね。

大阪府の空家バンクは見やすかったですか。
N氏

見やすかったし、使いにくいとは思わなかったです。ただ、物件数が少ないのと、金額で検索をかけることが出来ないのが、見にくいなと思うことはありました。

金額帯で検索できた方が使いやすいですか。
N氏

そうですね。不動産を購入するのは、予算ありきだと思うので、やっぱり金額帯で絞れた方が、物件を探すユーザーからは使いやすいと思いました。

購入された物件は、どうして探し始めたんですか。
N氏

もともとは、母を自分の家の近くに住まわせたくて、物件を探し始めたのが始まりです。
自分が住んでいる市の周辺で探していたら、良さそうな物件を見つけた感じです。

購入された物件はお母さんがお住まいになられているんですか?
N氏

いえ、あれから自分の住まいの近くで物件を見つけて、空家バンクの物件とは違う物件に住んでもらっています。

では、空家バンクの物件は購入後どうしているんですか?
N氏

駅近の物件だったんで、収益物件として、賃貸に出しています。

そうなんですね。駅近物件ではあるけども、小さいし、再建築不可の物件だったと聞いているんですけど、そのあたりはどうでしたか。
N氏

いや、気にならなかったですね。内覧させてもらったんですけど、使ってない様子はありましたけど、きれいだし、安いしで、いい物件だと思いました。不動産屋さんとも相性が良かったんだと思います。

世間的には、不動産屋さんに話しに行くのが怖いという印象を持っている人が多いんですけど、そのあたりはどうでしたか。
N氏

全然怖いとかはなかったですね。空家バンクのページから入っているので、どこかで行政が関わっているだろうなと思ったので。

なるほど。購入する側からすると行政のページから探しているから、一定の安心感があるんですね。購入に至るまではどのような流れでしたか?
N氏

あんまり覚えてないですけど、空家バンクのボタンを押したら、不動産屋さんと連絡が取れて、そこからは不動産屋さんと話し合っているというような感じだったと思います。

購入してから、賃貸に出すまでに、何か補修などはしましたか?
N氏

水回りはさせてもらいました。浄化槽だったので、下水接続なんかをしたのと、壁紙の張替えなんかをしました。壁紙は、DIYです。

浄化槽は管理にお金がかかったり、大変なので下水接続にされたんですね。管理が楽になりますもんね。差し支えなかったら、どれくらいの金額がかかったとか聞いてもいいですか。
N氏

100万円くらいです。

そうなんですか。この物件を買う時に何か市からの補助金とか使いましたか。
N氏

水回りのリフォームで補助金が出ました。

そうなんですね。
この物件を賃貸で出しているということですけど、何円くらいで賃貸に出してるんですか。駅近なんで人はつきそうだなとは思っていたんですけど。
N氏

あのあたりの相場よりは安めに設定して、賃貸に出してます。

今聞いたお話からすると、固定資産税もほとんど掛からないし、購入金額とリフォーム代をペイするのって、6年後くらいですか。
N氏

そうですね。試算したところ、7~8年後という感じでした。正直、いい買い物をさせてもらいました。

そういってもらえると、空家バンクを設置した意義があるので、良かったです。
今回はインタビューにご協力いただきありがとうございました。
まず最初にお聞きしたいのは、空家バンクをどこで知りましたか?
H氏

空家バンクについては、テレビで自治体によって設置しているところがあるというのは知っていましたが、大阪府にあることは知りませんでした。今回、地元の不動産屋さんに空家バンクがあると聞いて初めて知りました。

そうなんですね。最初は不動産屋さんに空き家の処分をお願いしようとしていたところ、不動産屋さんの方から、空家バンクを紹介されたということですか。
H氏

そうです。私は不動産屋さんに対して良いイメージを持っていないので、お願いするのが怖かったところがあります。地元の不動産屋さんに声をかけたところ、市の空家バンクへの登録を勧められたので、お願いしました。行政が関わっているのであれば、変なことはされないかなという安心感が少しありました。

不動産屋さんに声をかけるというのは勇気が要ることだというのは、よくわかります。そこに行政が関わっていることで、安心感があると感じていただけたのは、大変ありがたいと思いますし、設置してよかったと思います。
空家バンクに登録するときは何か難しさなどを感じましたか?
H氏

手続きの難しさなどは感じませんでした。紹介してくれた不動産屋さんが手続き的なことは全部してくれたので、あまり何かした覚えはないです。不動産屋さんに何か書いてと言われて、書いたかもしれませんが。

次に、この物件を処分しようとしたのは何故ですか?
H氏

父が亡くなって、この物件を相続しました。でも、私は他市に住んでいるし、小さい家なんてあっても仕方がないし、自宅から遠いので管理が難しいと感じました。なので、早く処分したいと思いました。

それで、物件の処分を考えて、不動産屋さんにお話を聞きに行かれたんですね。
不動産屋さんからは、物件についてどんな意見を言われましたか?
H氏

駅近の物件であるとはいえ、20坪ほどの小さい土地で、再建築が難しい土地なので、資産価値はないし、売れにくい物件だと言われていました。

そうですか。売却できて、良かったですね。
H氏

そうなんです。お金にはならなかったですけど、今は手放せて安心してます。

どうして安心なんですか?
H氏

この間の大きな台風(平成30年台風21号)で、自宅の隣家から瓦が落ちてきたんです。それで、うちの車がペシャンコになりました。その時、こんなことがあると周りの人に迷惑をかけてしまうと思ったんです。ましてや、日頃目の届かないところにある家なんて、何があるかわからないと。だから、早く手放したいと思いました。怖いじゃないですか。瓦が落ちて、周りの人に怪我でもさせたら、大変じゃないですか。だから、今は手放せて安心しています。

そうですよね。物件の管理は簡単じゃないですし、ましてや自宅から近くないのであれば、そう思って仕方がないと思います。最後に、これから空家の処分を考えていらっしゃる方に、なにか一言お願いしてもいいですか?
H氏

あんな物件でも欲しいと言ってくれる方がいて良かったと思っています。これから、空家が増えてくると思います。私みたいに相続したらどうにかしないといけないけど、不動産屋さんに対して怖いイメージを持っている人は、相談することに不安があると思います。だから、不安な人は、空家バンク制度を使った方がいいと思います。行政が関わっているとわかっていれば、安心できると思います。

今回はインタビューにご協力いただきありがとうございました。不安なことを少しでも和らげることが出来たのは、空家バンクという取り組みにおいての目標の一つでもあるので、達成できて良かったと思います。今後ともよろしくお願いいたします。